目次
基本的な栄養素を一覧にあげてみました。
成分名 | 値 | 単位 |
エネルギー | 49 | kcal |
水分 | 87.2 | g |
たんぱく質 | 0.5 | g |
脂質 | 0.1 | g |
炭水化物 | 11.9 | g |
カリウム | 130 | mg |
カルシウム | 17 | mg |
β−クリプトキサンチン | 1900 | μg |
ビタミンC | 35 | mg |
カロリーは約49kcalで、果物なので約80%は水分ですね。
カロリーはたいしたことはないんですが、私のように一日に何十個も食べると(全部は食べないで試食ですが)やっぱり太ります。これは実体験済みです(笑
そして意外と見落としがちなんですが、風邪対策に冬場の水分補給は重要だったりするようです。
風邪対策に水分補給
風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて「水分補給」も大事な予防策のひとつです。風邪やインフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥した状態で活発に活動します。
反対に湿度50%以上になると活動が急激に低下します。
水分補給は喉や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に排出する作用を助けます。
全国健康保険協会サイトより
みかんを食べると、果実中にある80%の水分が補給できるので、知らずに水分補給できていることも大きいかもしれませんね。
あと目立ったのは、カルシウム・β−クリプトキサンチン・ビタミンC が多いことでしょうか。
風邪予防に役立つビタミンCの効果は大きく2つあるようで、「抗酸化作用」と「免疫機能の強化」があげられます。
ビタミンCは体内に侵入したウイルスや細菌と戦う白血球やリンパ球に多く含まれていることから、ビタミンCを摂取することで免疫機能が強化され、病気への抵抗力が高まります。
また、白血球がウイルスや細菌と戦う際に発生する活性酸素は過剰に発生すると正常な細胞まで攻撃してしまいますが、ビタミンCの抗酸化作用が活性酸素の働きを抑制します。
ビタミンCはストレスにさらされることで急速に消費されます。不安、疲労、暑さ、寒さ、睡眠不足、また風邪などの感染症にかかった時には、意識してビタミンCを摂取しましょう。
また、ビタミンCはストレスに対抗するアドレナリンの生成にも不可欠なため、日ごろからストレスへの抵抗力を高めるためにも効果的です。
大塚製薬 栄養素カレッジより
おお、ビタミンCにはストレスへの抵抗力まであるようです。ミカン収穫が忙しい時のストレスもあまり感じないのは、このみかんのビタミンCが効いているのでしょうか。
1日の摂取推奨量についても調べてみると、30歳~49歳 男性・女性ともに 100mg。
ということは、みかんを1日に3個食べると必要なビタミンはクリアできるということですね。
あと、三ケ日みかんのサイトを調べてみると、他にも有用な成分が含まれているとの記載がありました。
え!GABAなんて含まれているの?とびっくりしました。過去にはストレス改善の効果があるGABA入りチョコレートが流行りましたよね。
JAみっかびが出荷する三ヶ日みかんは、高血圧を改善する機能のあるGABAを含む機能性表示食品です(届出番号:F330)。
緊張やストレスを緩和する効果があるとして、近年注目されているGABA。三ヶ日の青島温州には、1個あたり12.3mg以上のGABAが含まれています。
GABAの1日の摂取目安は30mg以上。すなわち、1日3個のみかんを食べることで、高めの血圧を抑える効果が期待できます。
【管理栄養士監修】GABAの効果は?三ヶ日みかんを食べてストレス緩和より
100gあたり平均12.3㎎以上のGABAが含まれているとのことです。
みかんを1日に3個食べるとストレス改善以外にも、高血圧にも効果があるということですね。
β-クリプトキサンチンが骨粗鬆症対策に有効であると考えられています。
最近の研究から、β-クリプトキサンチンの血中濃度が高い閉経女性では骨粗しょう症の発症率が顕著に低いことが判明しました。
女性は閉経するとホルモンバランスが変わり骨粗しょう症にかかりやすくなりますが、β-クリプトキサンチンの豊富な温州ミカンの摂取が健康な骨の維持・形成に有用である可能性が見いだされました。
このようにβ-クリプトキサンチンが骨粗鬆症対策に有効であると考えられています。
ミカンシーズンにウンシュウミカンを多く食べることにより、血清中のβ-クリプトキサンチン濃度が著しく高くなる人はHDLコレステロール値が年間を通して高い傾向があり、脂質代謝に好影響を及ぼすと考えられる。
農研機構サイトより
血中のβクリプトキサンチンの量が高い人ほどHDLコレステロール(善玉コレステロール)が高い傾向にあるようです。
HDLコレステロールは、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻し、動脈硬化を防ぎます。
ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、青みかんなどの柑橘類の皮やすじに多く含まれている栄養素です。
抗酸化作用や末梢血管を強化する作用があるため、血流を改善する効果、高血圧を予防する効果、コレステロール値を低下させる効果などが期待されています。
また、ヘスペリジンはアレルギー反応による炎症を抑制する作用も持つため、花粉症の予防効果も期待されています。
わかさ生活サイトより引用
このヘスペリジンは主に血流改善の効果があるようですね。
みかんの中果皮、気になる人はみかんを食べる時にとってしまうアルベドと呼ばれる白い筋に多く含まれています。
実はあの部分は栄養としては、とらないで食べるのが正解のようです。
こたつに入りながらみかんを食べるのは、意外とこの血流を改善する効果も見込まれていて、理にかなっているのかもと思ったりもしますね。
単純にのどが渇くからかもしれませんが(笑
おそらく風邪にはビタミンCが効いているんだろうという推測のもと調べてみたのですが、ここまで様々な成分がふくまれているとは!とびっくりしました。
ビタミンCの「免疫機能の強化」が効いているというよりも、水分補給やその他のヘスペリジンの血流改善効果などの複合的な効果があって、風邪の予防になっているのではないかと思いました。
また、骨粗鬆症対策や高血圧などにも効果があるようですので、高齢者の方にオススメのフルーツであることは間違いなさそうです。
どうも一日3個程度が目安のようです。食べすぎてもそんなに問題はないかと思いますが、なんでもほどほどが良いかと思いますね。
食べ過ぎると、ちょっと太ります(笑
桃(6月~8月)、みかん(10月~12月)、レモン(11月~1月)と美味しい旬の時期は限られており、
また年によっては早めに完売となることがあります。
「販売はまだ?いつから始まるの?」や「え?販売はもう終わったの?」などのお問い合わせを多くいただいておりまして、
ご希望のお客様には販売開始をメールでお知らせしております。
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秋・冬の収穫シーズン中に1本の木ごとに食味を確認しながら収穫を行うため、一日にめちゃくちゃみかんを食べます(笑)
みかんの時期には風邪をほとんどひいたことがないので、これはみかんの栄養成分が影響しているのだろうと思い、詳しく調べてみることにしました。
※ 私は栄養についての専門家ではないため、大手製薬会社のサイトや医師監修の記事などをもとに考察しております。