紀の川市環境保全型農業グループ

SDGsへの取り組み

よけそ農園は、紀の川市の農業グループである「紀の川市環境保全型農業グループ」に参加しております。

環境保全型農業グループとは

「紀の川市環境保全型農業グループ」は紀の川市の生産者が約100名で構成されており、環境に負荷の少ない農業に取り組むグループとして結成されました。

環境保全型農業とは「農業の持つ物質循環機能を生かし、生産性との調和などに留意しつつ、土づくり等を通じて化学肥料、農薬の使用等による環境負荷の軽減に配慮した持続的な農業」です

環境保全型農業の基本的考え方より

よけそ農園でも、有機農業まではいかないのですが、有機肥料をメインに使用し、できるかぎり農薬を抑えるようにしておりますので、会の方針には合致しています。

紀の川市環境保全型農業グループの取り組み

この会の取り組みとしては、小学生などに農業を体験してもらう「学童農園」や、

自分たちが食べている農作物についての「食育」などの取り組みが行われています。

勉強会や県外での農業研修なども行われています。

実はあまりこのグループに参加する予定はなかったのですが、以前に役員をされていた方から「2年だけでいいから役員やって!」とお願いされ、「2年だけですよ、それ以降はやらないですからね」と返答して役員になりました。

ですが意外にそこで出会った若手生産者たちと話すのが楽しく、また自分の聞きたい研修の講師を呼ぶころができたりとためになることも多かったので色々と参加していると、気づけば副会長になっておりました(笑

今は自分の農業だけでなく、紀の川市全体の生産者の技術力向上を図れればいいなと考えて、勉強会や研修などを企画する役割をしております。

有機農業も慣行農業も必要

環境に負荷をかけない農業ということで「有機農業」をされている生産者も沢山いらっしゃるのですが、この会のいいところはとても懐が深いところです。

有機農業、自然栽培、慣行農業など様々な農業が行われており、様々な野菜や果樹の生産者が参加されています。紀の川市ほど、ありとあらゆる農作物が育てられているところも少ないのではないでしょうか。

有機農業とは、平成18年度に策定された「有機農業推進法」において、「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と定義されています。

有機農業の推進に関する法律(平成18年法律第112号)

実は、慣行農業と有機農業はSNSなどにおいては意見の食い違いというか、口論になっているケースがよく見られます。

討論になればよいのですが、お互いの農業を認められない、というような盲目的になっているケースです。

もちろんどの生産者も農薬を使いたくないのは共通しているのですが、現状の問題として有機農業だけでは日本の食料(もちろん世界でも)を確保することはできません。

また一方では農薬を使用していない有機農産物が欲しいというニーズや、国で有機農業を推進していこうという動きもあります。

現在の農業には高齢化・耕作放棄地・後継者がいない、など色々な課題がありますが、お互いにいい部分も吸収しあい、求められている農作物をきっちりと生産していくという姿勢が重要だと思います。

そうすることによって相互的に農業を発展させていくことができ、その結果として日本の豊かな食生活を支えることができると考えています。

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