何をやるかより、何をやらないか。

桃日誌

みかんのシーズンが終了となり、桃の剪定を始めています!

今年は台風21号が暴れまくったために、かなり折れている樹が多いです。今年の桃の生産量はかなり減ってしまうかもしれません。。

当園では毎年、栽培方法が変わっているのですが、考え方も変わってきています。

植物の生理は知れば知るほど、わからなくなるといいますか、よかれと思ってやった作業が、後から見ると実は逆効果ではないかということが多々あります。

そして世の中には色々な栽培方法、資材があります。たとえば、これをすると果実が甘くなります!とか、この肥料をやると収量が倍増します!とか。

ですが、手間をかければかけるほど、資材を使えば使うほど栽培にかかるコストは高くなっていきます。
また、ある作業を追加で増やしたために、他の作業を行う時間がなくなり、大事な基本がおろそかになってしまうこともあります。

ですので、最近は「何かをやめること」もかなり大切なことではないかと考えています。

農業を始めたばかり頃は、とにかく糖度を追いかけました。それこそ味が良くなるならば、何でもやるという勢いで。
もちろん味が一番大切だという認識に変わりはないのですが、本当にそれは必要な作業なのか、資材なのか、根本的なところで色々と吟味をしなければならない時期にきている気がします。

といいつつ、また畑を一つ増やしております(笑)
どんな果物かはお楽しみです!

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