減農薬は敵を良く知ることから。

桃日誌

寒さがまだ厳しいなか、桃の剪定作業が続いております。

剪定作業はわりと好きな作業なのですが、作業が進むたびに枝がたまっていきます。
左に写っている機械で粉砕しなければならないのですが、枝が溜まりすぎると粉砕するのが面倒になり、ついつい後回しになり、さらに剪定枝がたまっていくという悪循環になっております。。

さて、左下にうつっている画像は桃の枝なんですが、白い粉状のもので覆われています。
これは「カイガラムシ」という病害虫なんですが、これがひどくなると枝が枯れてきたり、果実について赤い斑点状になって商品価値にない桃にされてしまったりします。

去年はうまく防除することができなかったので、今のうちに対策をたてようと、県内にある「かき・もも研究所」に行ってきました。
※写真を撮るのを忘れてしまいました

和歌山県は果樹の栽培が盛んであるため、このような桃・みかんなどに特化した研究所などがそれぞれあり、病害虫や栽培方法などのアドバイスを受けることができます。

さっそく左の枝を調査してもらったのですが、なんと、自分が今まで考えていたのと違う種であることが判明。顕微鏡で細かい部位を見て判断するため、肉眼では判別不能であるそうです。

この害虫の生態を教えてもらい、タイミングを合わせれば、今までよりも農薬を少なくして駆除することができそうです・・!

せっかく研究データにもとづいたアドバイスを受けられる環境にいるのだから、積極的に利用してもっと美味しくて安全な果物を育てられるよう、さらに技術をみがいていきます。

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